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sugao

by せだい

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1.
mudai 03:20
凩で顔を洗って 今朝、寝過ごした その眼を覚ましていた 靴紐は固く結んでいる 凍て付く風に解けぬように 君の想像が 溢る衝動で 脈を打ち始め 瞬間 射し込む光の渦に眼が眩んだ 有り余る時が 一瞬で 今を越えようが 歌って 踏み込んでいた 未だ 無造作に置かれた無題の 物語の中でさえ息を殺して来た 幻が騒めく 鬱陶しい夏に焦がれ 今もそう 図書室の隅では ずっと武装した憂いが 夕闇に包まって 寝息に吹かれ、揺れる 君の存在が 有り触れて そんな待ち惚けの中 死して 尚、不細工な日々を手繰り寄せてる 声変わりをした少年、銀の風を吸って吐く 夏の終わりを 遠く南に 見切ったようだ 放課後の隅では 無題の武装した憂いが 移り気な季節の 街並みを疎ましく 有り余る日々の一瞬を偲んで 君の想像が 溢る衝動で 脈を打ち始め その瞬間 射し込む光の渦に芽が弾けた 声変わりをした少年 銀の風に解けて 歌った
2.
雨上がり水曜の 寝起きに見た朝日が 粗削りな僕らの 焦燥を撫でていた 嫌ってたあの詩の 好きな所を見つけた 陽が溜まった東京の姿に よく似ていた だから積乱雲の向こう側に 泳ぐ魚を飼って 怯えきった表情の裏側を見ていたい 溢れきった感情を 君と煩わせていた そして僕らは同じ様な 世界の光の下 水無月に触れたくて 背伸びして待ってたら 季節を迎えに来た 雨が空を縫っていた 着飾った運命を 善がる君はケイシーフィッシュ 明日まで待てられない だから今日は僕から迎えに行こうか あの日見た幻想の 陰を追い求めるその時 指先に触れた陽と 紅い星を探しに行けば 心はもう君の中へ 思い出した時 妄想で 時の風に吹かれた恋 そんなときめきも忘れて いつか積乱雲の向こう側に 泳ぐ魚を飼って 怯えきった表情の裏側を見ていたい 溢れきった感情を 君と煩わせていた そして僕らは同じ様な 世界の光の下 いつか蹴散らすんだ焦燥を 全てを終わらせて 砕け散った感情の裏側を見ていたい 溢れ出した感性を無尽に走らせて だから僕らは同じ様な 世界の光の下 廻っている
3.
素顔 05:34
藍色に攫われた声が 波の音に混ざって 息を飲む 風廻る心が見惚れていたら その純情で眼が霞む 不可思議を渡る夜明け前 乾いた空が映す 町は皆 その哀しみに見合う程の 生命に憧れ でも虚しくて 昔、十字架に架けられた 海の悪魔に心臓を奪られ 忘れたつもりだった詩の名を 寧ろ、より深く胸に滲んでしまった 素直に生きる為に かつての英雄達は 変わる景色の隅で 泣き止む事も、辞めた 渚で燥ぐ少女 裸足を濡らしながら 水平線へ向かう 通りすがり 月に微笑む 今迄こんな詩 歌って 在るが儘を着飾ってきた 吐く息に染みる藍が物語る 言葉より早く伝う 「また同じその笑顔で   君に会えること 楽しみにしてる」 その手紙はきっと、足手纏いになるよ 移り変わる季節には これ以上は食べられないと残された 朝食を分けられて 頬張りながら、 「冬が来たら何をしようか」  なんて悩むのさ 静かな町に広がる陽を 野暮に思うけど 向かい合わせた 何となくで拓いた哀しみが 何気無い日々の糧になるより いいや ただ、まだ悪魔は心を返さない 淡い光 波に混ざっていく 溜息を飲み干して、渚で待ってる 眩しい風が詩を唄ってる 嫌い合うんだ僕達は 嫌いな自分を責めながら 光を浴びて躍る海の 輝きを何度も思い出して また嫌い合うんだ僕達は 風廻る声にもがく今日が 何となくで楽しくなると 吐く息も枯れる様な青空に これからこんな詩を歌って 在るが儘を着飾っていくさ 薄情に染みる藍が物語る 手紙は海へと捨てた 「また同じその笑顔で   君に会えること 楽しみにしてる」 その言葉をそっと 陽に透かしたら 最期 移り変わる季節には 生まれ変わるんだ僕ら、今 嫌いな自分を抱きながら
4.
yellownola 04:27
ねぇ、雪化粧が落ちたら 遠くの国へ旅立つんだろう その前に ただ 行き交う 人混みを眺めてさ<br> 余り物ばかりが 不自然な程 集まって 居心地が良いと 口にするのは 躊躇ってしまうんだ 黒斑の野良猫、名前は無くとも どこか誇らしげに 大威張りで 雪道に足跡を残していった 偶に夢に出てきた 白い飛行船に乗って 空の上まで飛んで 太陽に灼かれ 見つからないように 三日月に腰掛けて 望遠鏡で探す 旅する君のことを そんなこと考えているばかりで 雨のち晴れを繰り返して 笑い者にされながら ずっと待っていた 部屋の窓からは 野良猫のような君は何処 雪に雨が混ざりそうだ そんな感じだったんだ 世界に立ってみて 耳を塞いで わかる 夢の跡先や 紛い物の行方 朽ちて一生を終える 黄色い花とか 多分、誰かの待ち人 そんなこと考えているばかりの 穏やかじゃ無い 日々を敢えて 笑い話に出来て やっと解った 君とは違うことを 野良猫に餌をあげて暇を 潰してた 雪の日の午後 飛行船では寝過ごして 恥ずかしい思いをした

about

sugao

1 mudai (untitled)
2 ケイシーフィッシュ (Caseyfish)
3 素顔 (Honest)
4 yellownola (yellownola)

credits

released February 23, 2020

Recorded and mixed by タカヤマリク
Mastered by 松永祐太朗

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all rights reserved

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about

せだい Tokyo, Japan

佐久間ゲンソウ
清水正太郎(うんにょん)
タカヤマリク
ヌマジリユウヤ

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